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美しいと思ったり、自分と重なったり、救われたり、感動したり、夢を与えたり、生きがいになったり、誰よりも遠いところにいるそれが憧れになったり、誰かに愛されたりするモノを残せたらいいなと思いながら絵を描いています。

「馬は優しい動物だ。」

馬に触れた事がない人々からよく聞く言葉です。この言葉は半分合っていて半分は間違いだと思います。彼らは感情が豊かな動物です。毛色や顔つきが違うように性格も違います。気分屋の馬や気難しく人が触れることさえ嫌がる馬、人懐っこく甘えたがる馬など一頭ずつ全く違う性格であることに気が付くと思います。

きっと彼らに関わる事で彼らの心に触れる事があるはずです。そんな時、私にとって馬は他のどんな動物よりも、とても深く難しい相手なんだと実感させられます。「優しい動物」そう一言には言えないほど複雑です。

知れば知るほど馬がどのような動物なのか分からなくなってくる。私はそんな馬が好きです。

毎日を一生懸命生きている馬達へ、今を生きれている幸せや生きる苦しさ、これが永遠に続けば良いと思う夢物語を。

もう会うことが叶わない馬達、二度と元には戻らない事へ、私が自分の手で生き返らせて私の描いた絵の中でずっと生き続けて欲しい。

絵にはそんな気持ちが詰まっています。

今はまだ未熟でなにもありません。けれどいつか沢山の方々に私が描いた絵を愛して頂ければと思います。

いつか生きていくうえで大切な選択をしなければいけない時期が来た時、壁にぶつかった時、夢が醒めてしまうのかもしれません。

ですが、夢から醒めてもずっと綺麗なままであることを願っています。

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